数珠回し
先日40年ぶりに山形の葬儀に参列しました。
まだあの2つは続いているのかなと思いながら…。
一つは野辺送りです。映画「たそがれ清兵衛」の冒頭に出てくるシーンです。
40年前は映画のシーンそのままの葬儀でした。
この度は立派なセレモニー施設が完成していて東京と変わらない葬儀手順で行われました。
もう一つは継続されていました。数珠回しです。
葬儀が滞りなく終わった夜、親類縁者、近所の人たち大勢が集まり円となり、長くて太い数珠を皆で回します。円の真ん中には、お経?念仏?御詠歌?のような歌を歌う(?)人がいてこの人の歌に合わせて数珠を回します。途中二箇所に白い房が有ります。この房が自分の前にきたら押し頂くように上に挙げ次へ回します。
40年前は隣のおじさんのような人が歌って下さいましたが、この度は「数珠回し保存会」のような人が六人ほど来て先導してくださいました。前回もっとは長く続いたような記憶がありましたがこの度は10回ほど回して終わりました。
後で聞いてみますと「本当は100回ほど回すのだけれど長すぎるので、今は少しで終わりにしているんだよ。」との事でした。でも数珠回しにまた参加できてよかったです。
もし「数珠回し保存会」があるのなら「野辺送り保存会」も是非作って欲しいです。
日本の原風景です。ぜひお願い致します。
店主敬白(軽薄?)