終の信託を観て

映画「終の信託を観ました。
上映後すぐは「酒を飲まなきゃやってられないよ。」気分で劇場を後にします。
お酒を飲みながら内容を反芻してみますと、検事の言うことは正しいと思えるようになります。上映中は主人公に感情移入していますので憤りますが、皆が納得できる信託書を患者さんが残さなかった事が主人公を不幸にしてしまう最大の要因です。
検事は提訴された要因を推し量り気の進まない取り調べをしなければならない。立場上起訴に持ち込まなければならないため容疑者から「私が殺した。」と言わさなければならない。前半はプラトニックラブストーリー、後半は緊迫の取調室です。
お時間がございましたらご覧下さい。お薦めです。
映画の中で私の好きなアリア「私のお父さん」が流れるのもお薦めのひとつの要因かもしれません。
店主敬白(軽薄?)