独断と偏見のすし2貫論

カウンター席でおすしをお願いすると同じ物が当たり前のように2貫セットで出てきます。(だんらんでは基本的には1貫ずつですが…。)
記録では昭和の初期までは1貫販売でした。(内店はお決まりの販売でしたから1貫売りは無かったと思います。屋台店でのお話です。)
戦後食料統制が緩和されると多くすし店が開店します。
寿司職人を雇っての開店、或いは見よう見まねで覚えて開店した店など混乱期ですから何でもありの時代です。
腕の良い寿司職人の多くが戦死され正しい技術の継承の難しい時代です。
昭和25年ごろになるとお客様から同じ物を何度も頼まれるのが面倒なのか、或いは売り上げを上げるためなのか2貫セットで出すようになりました。
修行中に職人さんに聞いたことがあります。「どうして2貫セットで出すのですか?」すると「そんな事知るかよ。これが決まりなんだよ。」
ご来店のお客様が物知り顔で連れの方に「昔は寿司は1貫が大きかったんだよ。だから1貫を2個に切って出したんだよ。だからすしは2貫セットで出てくるんだよ。なっ大将そうだろ。」と私にふってきますが、私の知識の中にその様な記憶はありません。
たいがいは聞こえなかったふりをします。もしそうであるならば2個で1貫となりますがすしは1個が1貫なのでその様な事は無いと思います。
私の独断と偏見のすし2貫論です。決して信用しないで下さい。